お夏清十郎節全国大会

向こう通るは清十郎じゃないか~♪

民謡の世界でも、全国に姫路を発信しているものがあるのをご存知でしょうか?

民謡を楽しんでいる多くの人々が、教科書のように使っている本に全国民謡協会推薦「日本民謡全集」があります。日本全国の約400曲もの民謡を網羅したその中に、兵庫県の民謡としてはたったの2曲しか取り上げられておりません。その2曲のうちの1つが、我が姫路の「お夏清十郎節(菅笠踊)」なのです。こんなに有名でありながら、姫路の地元では知名度が高くないのです。

そんな話を、三味線仲間から聞きました。2004年のことです。

毎年8月9日・10日は、お夏清十郎比翼塚のある野里慶雲寺で「お夏清十郎まつり」が開催されます。その舞台で民謡を披露したいと、お夏清十郎節全国大会を開催することにしました。第一回目は地元のライオンズクラブが主催し、大々的に開催。全国から60名を超える方が姫路に来られました。続いての2年目は、野里慶雲寺に場所を移して開催。真夏の暑い中、審査委員の方々も出演者も大変だったと思います。私たちも大変でした。もちろん、慶雲寺さんも。

ほぼ暑さに負けた感もあり(笑)、5年で終わりましたが、これ、今続いていたら、16年になったのですね。きっと、もっと大きなイベントになっていたろうと思います。

何事も継続は大事。けれど、法人を運営していく中では、実施について取捨選択を迫られるときがあります。何を継続し、何を淘汰していくか。当時は「この暑さと、手間と労力、資金繰りではできない」と判断しました。それはそれで間違っていなかったと思います。

けれど、今なら違う判断があった。「自分たちのミッションに合っているか」「地域のためになるか」その基準に照らし合わせると、継続すべきだったかとも思うのです。


電博堂日記

兵庫県姫路市で「まちづくり」を中心に活動するNPO法人姫路コンベンションサポートです。 私たちのミッションは「まちを元気にしたい人を全力でサポートする」日々の活動をお知らせします。

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