危機管理

2014年11月10日の朝。

いつものように歯磨きをしようと洗面台に立った瞬間、ぐらりと世界が動き、そのまま倒れました。救急車で病院へ運ばれ、診断の結果は「肺血栓塞栓症」。

2週間のICUと、原因になった子宮筋腫の手術で、約1ヶ月半の入院生活を送ることになりました。たまたま自宅で倒れたからよかったものの、通勤の電車の中だったら、確実に死んでいたと言われました。

私が入院している間、業務が滞ったのは言うまでもありません。

それまでの私は、自分で全部で仕事を担当し、スタッフたちには実務しか担当してもらっていなかったのです。私は担当者はすべてのことを理解していると思っていたのですが、スタッフたちは何がどうなっているかさっぱり分からない、という事態になりました。

退院してから意識改革。

まず、個人的に頼まれた仕事以外は見える化することに。スケジュールも共有し、私のスケジュールはみんなのものとしました。プライベートも含めて、スケジュールで空いているところはアポを入れてもいいとということにしたのです。

そして、仕事は私が営業でとってきたものも、担当をつけて、その人が中心にやることに。判断もある程度までは担当がやりますが、金銭を伴うことに関しては相談をすることとしました。私に質問をするときは「自分はこう思うがどうでしょうか」と必ず、自分の意見を言うようにさせています。

痛い目に合わないと分からない…と言いますが、危機管理はその典型的なものですね。

BCPは、災害だけのものではありません。私も毎年人間ドックに行き、検査をするようになりました。みなさんも今一度、自分がいなくなったら…の仕事場のことを想像してみてください。


電博堂日記

兵庫県姫路市で「まちづくり」を中心に活動するNPO法人姫路コンベンションサポートです。 私たちのミッションは「まちを元気にしたい人を全力でサポートする」日々の活動をお知らせします。

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