NPO法人のこと
「稼ぐ」の前にNPO法人のことを少し述べておきます。
株式会社に、製造業や旅行業など様々あるように、NPO法人にも様々な業種があります。
分野は20に分かれていて、NPO法で定められています。
NPO法人を設立するときには、このNPO法に定められた20の中から選び、定款に記すわけです。介護などは「高齢者福祉分野」があり、介護保険が適用されたときに、NPO法人化した団体はかなりあります。分野が違うと、全くお付き合いがないので、「NPO法人で…」と言われても、よほど有名な団体以外は「知りません」ということになります。
それはさておき。
稼げるNPOと稼ぎづらいNPOがあります。
稼げるNPOは、さきほど述べた介護事業など。受益者からいただくものと、介護保険がありますから、規定の高齢者介護をすれば、それなりの収入があります。一方で、活動が理解されづらいものは、女性のDVシェルターなどの運営です。男性から逃げてきた女性(受益者)から利用料を取るわけにいきませんし、寄付金を募っても「そんな男を好きになる女が悪い」と言われ、集めるも大変です。ホームレス支援も同じかもしれません。
「弱者救済」
このNPOが、今、存続の危機に瀕しています。世の中になくてはならないものでありながら、行政が手をつけ辛く、民間だと経済的に無理がでる。そんなNPOが世の中にはいっぱいあります。
このコロナ禍ですでにいくつかのNPOが活動を休止しています。また再開できる日がくるよう、祈るしかありません。
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