南中ソーランへの思い
以前のブログにも書きましたが、ひめじ良さ恋まつりは、南中ソーランを描いた映画「学び座」に感銘を受けて立ち上がりました。
実行委員長である小川亮一さんは、学生たちの踊る姿を見て涙が止まらなかったそうです。ひめじ良さ恋まつりも第一回目は南中ソーランを踊るチームもありました。ただ、回数を重ねていくとルールとの整合性が取れなくなってくることに気付きました。南中ソーランは鳴子を持たない札幌のYOSAKOIソーランのルールです。姫路は鳴子を持つ高知のまつりを目指しているので、審査の対象になるのかならないのかなど、議論の余地が多数ありました。
「踊れれば楽しい」という祭りから、「踊りに評価を」という祭りに進化していったわけです。それはそれでとてもいいことです。ただ、南中ソーランの思いは忘れたくない。子どもたちが、限られた時間の中で一生懸命に練習した南中ソーラン、その発表をぜひ大勢の前で披露してもらいたい。人はみなさんに見せるということでよりグレードアップします。拍手を浴びるということは、自信にもつながります。
そこで、南中ソーランの舞台は別に設けることにしました。「南中ソーランin良さ恋」は第3回目から始まりました。
他のよさこいチームとは違い、参加料も無料です。けれど、この南中ソーランで一生懸命に踊る子どもたちにぜひ拍手を送って欲しい。彼らに、友達と息を合わせて踊ることのすばらしさを知って欲しい。そんな思いから、第20回まで続けさせてもらいました。
今は、小中学校では南中ソーランを踊っているのでしょうか。運動会の開催もままならない今、子どもたちが大声を張り上げて元気に踊ってくれることを願わずにはいられません。
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