初心忘れるべからず
法人の歴史を振り返るのはちょっとお休みして。
今日の打ち合わせは、ほんとに凹みました。自分が何のためにNPOということを仕事にしているのか、その本質を突かれたようなことでした。
私はいま、大きなプロジェクトに立ち向かっています。それは「映画」。一番の大きな問題は資金です。このコロナ禍において、資金集めは一番の難関と言ってもいいでしょう。
「市民一人ひとりの賛同を得たらどうだ」
そんなことを言われました。「1000円で30000人で3,000万円になるぞ」
その覚悟があるかと言われたかったのでしょう。けれど私はグッと言葉に詰まりました。一番しんどい方法です。けれど、一番力がつくでしょう。今の私にそれができるか、答えはNOです。
何のためにやるのか、誰のためにやるのか。もう一度、自問自答する必要がありそうです。
私は自分がやりたいと思うことはあまりありません。誰かがやりたいと思うことをサポートするのが得意です。だからこそ、NPOで、まちを元気にしたいと思う人を全力でサポートしてきました。けれど、今の私が3万人に声をかける情熱があるだろうか。
この道に入って20年。50歳になって忘れかけていました。若いときは、がむしゃらに声が嗄れるほど叫んでいた。いつの間にか楽する方法を身に着けてしまったのかもしれません。
初心に帰る。
もう一度、あのころの気持ちを思い起こしたいと思います。そんなこんなの7月です。
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