てがらやま遊園が閉園

昭和40年代以降生まれの子どもなら、必ず1回は行ったであろうてがらやま遊園が閉園することになったようです。神戸新聞では、思い出の話しを募集中とか。はい、ありますあります。たくさんあります! 

1972年開園といえば、私かちょうど5歳のとき。遠足と言えばここでした。また夏のプールもよく行きました。当時最先端の「波の出るプール」「流れるプール」は子どもだけでなく大人にも珍しかったようです。人が多すぎて、泳ぐというよりは、つかっているという状態だったことを思い出します。

2002年に法人を作り、2004年にお仕事をいただきました。お仕事は秋の連休(10月末から11月あたま)に、イベントをしてほしいというもので、よさこいのチームや大道芸人のパフォーマーなどを派遣し、園内のにぎやかしをしました。

が、そもそもお客様がいない。

思えば、この頃からもうすでに客離れはあったのかもしれません。TDLなどのテーマパークに加え、夏の娯楽は他にもたくさんできた中で、「昭和」のてがらやま遊園は取り残されていったように思います。反面、小学生以下の幼い子どもたちにはゆったりとした乗り物などが安全で、「ゆったりとした時間を過ごしたい」という親子連れは多かったように思います。

てがらやま遊園のある手柄山公園は、その役割自体を見直す時期にあるようです。姫路市という中核市の中で、公園の果たす役割は大きく、既存の水族館や植物園、スポーツ施設とともに、姫路動物園の移転問題など、さまざまな課題が複雑に絡み合います。


公園は文化を醸成する場所

世界を見ると、公園が果たす役割は大きいのです。パリにはリュクサンブール公園などの公園が、ニューヨークにはセントラルパークがあります。人が憩い、そこには音楽や絵画などの芸術が集まり、文化醸成の中心となります。手柄山周辺が、子どもから年配の方まで、癒しの空間となるよう、期待します。

電博堂日記

兵庫県姫路市で「まちづくり」を中心に活動するNPO法人姫路コンベンションサポートです。 私たちのミッションは「まちを元気にしたい人を全力でサポートする」日々の活動をお知らせします。

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